「実臨床におけるアザシチジンの有害事象発現に及ぼす影響因子の検討」の調査について

研究の概要・目的

アザシチジンは殺細胞作用及びDNAメチル化阻害作用を示す骨髄異形成症候群(MDS)に対する治療薬です。本研究では、MDSに対するアザシチジン投与時の副作用発現に影響する因子を解析し、アザシチジン投与をより安全に行うことを目的に2012年3月から2020年6月の間に岐阜市民病院においてアザシチジンが投与された方を対象として、a 患者情報:年齢、性別、身長、体重、基礎疾患、b バイタル:血圧、体温、心拍数、c MDSについて:MDS分類(WHO分類、FAB分類)、予後分類(IPSS-R)、d 使用薬剤(骨髄機能に影響を及ぼす薬剤含む)の情報:医薬品名・規格、使用量、使用期間、処方科、e 臨床検査値: ア 血液検査:白血球数(好中球数)、Hb、血小板数、イ 生化学的検査(AST、ALT、Cre、BUN、Na、Cl、K、Ca、血糖)、ウ 血清重炭酸塩(静脈血)について診療録データを調査します。

倫理・プライバシーへの配慮

本研究は、岐阜市民病院倫理審査委員会および岐阜薬科大学倫理審査委員会の承認を得ています。この研究は、過去の診療録を用いて行い、該当する方の現在・未来の診療内容には全く影響を与えることはなく、不利益を受けることもありません。また、この研究は岐阜薬科大学と共同で行い、岐阜薬科大学が研究アドバイザーとなります。学会や論文などによる発表に際しても、個人の特定が可能な情報は公開されることは一切ありません。

非同意の自由

この研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、下記の連絡先にご連絡ください。データの利用に同意されない方のデータの利用を停止し、解析データからも削除します。また、この研究への参加をお断りになった場合でも、本院における診療・治療において不利益が生じることはありませんので、ご安心ください。

問い合わせ先

研究責任者 安田昌宏
岐阜市民病院 薬剤部 
電話番号058-251-1101(代表)


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